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太陽光発電のプロショップ ソーラーアシスト コラム 節電向き?災害対策?目的別で考える「蓄電池の選び方」
電気を蓄える蓄電池は、アイデア次第でさまざまな使い道が考えられます。たとえば、蓄電池を活用することで、節電や災害対策になります。
しかし、使用目的に合った製品を選ばなければ、うまく力を引き出すことができないので、蓄電池を購入する際は注意が必要です。
今回の記事では、蓄電池を購入する前に知っておくべき基本知識、節電や災害対策などの目的に適した蓄電池の選び方について解説します。
蓄電池を選ぶ前に、まずはスペックの見方や用語など、基本的な知識を身につけておきましょう。
そもそも蓄電池とは何か、導入するメリットなどを知りたい方は以下のページもご覧ください。
◆ 蓄電池に関する情報 – ソーラーアシスト
蓄電池のスペックの1つに、蓄電容量という指標があります。蓄電容量は、その名のとおりどれだけの電池を蓄えることができるのかを示すものです。
充電回数が多くなると、蓄電池の寿命は縮まります。蓄電容量が大きいと必然的に充電回数が少なくなるため、蓄電量が大きい蓄電池ほど高スペックということになります。当然価格も高くなり、蓄電容量が1kWh増加すると価格は30万円程度上がります。
自身のお財布事情や使用する総電力量などを考慮し、最適な蓄電容量の蓄電池を選びましょう。
使用可能サイクルとは、蓄電池の蓄電容量を0%から100%に充電して、100%から0%になるまで放電するというサイクルが何回可能であるのかを表します。蓄電池の使用可能サイクルは、蓄電池の寿命を知る手掛かりとなります。
蓄電池の使用可能サイクルは、蓄電池の種類によって異なります。たとえば、ニッケル水素電池であれば2000回程度、鉛蓄電池であれば、3000回程度、リチウムイオン電池であれば4000回程度繰り返し充放電が可能といわれています。
また、各メーカーが販売する商品によっても使用可能サイクルは変わってきます。最近の商品では、使用可能サイクルが1万回を超えるものもいくつか存在します。
蓄電池を使用する際は、蓄電容量が0%になるまで使い切ってはいけません。なぜなら、蓄電池に蓄えられた電気を完全に使用すると、電池自体に大きな負荷をかけてしまうからです。電池に負荷をかけると、寿命が縮まってしまうので気をつけましょう。
定格出力とは、一度に出力する電力を表す指標です。定格出力によって使える電化製品が決まります。そのため、蓄電池をどのような用途で使用するのかを考えたあとに、使用用途に応じて定格出力を選ぶ必要があります。
必要な定格出力を求める際は、同時に使用する電化製品の総電力を算出することが大切です。
たとえば、冷蔵庫、テレビ、照明、パソコン、ルーター、携帯電話の電力を蓄電池で賄う場合を考えてみましょう。冷蔵庫の消費電力は100W、テレビは50W、照明は100W、パソコンは300W、ルーターは30W、携帯電話は10Wとすると、総消費電力は590Wとなります。よって、蓄電池の定格出力が590W以上であれば、すべての電力を賄えるというわけです。
このように、総電力量を予め見積もることで、自分に合った蓄電池を見つけることができます。
注意点として、蓄電池には100Vのみ使用できるものと、100V、200Vの両方に対応したものがあります。蓄電池選びに失敗しないためにも、購入する際は家の電化製品が何Vに対応しているのかも確認しておきましょう。
上述の通り、蓄電池の寿命は、使用可能サイクルにより決定します。しかし、使用可能サイクルを超えたからといって急に蓄電池が使用不可になるわけではありません。
使用可能サイクルとは、あくまで蓄電容量が維持できる回数を表すものです。使用可能サイクルを超えると蓄電容量は減少しますが、蓄電池は継続して使用できます。
一般的に、使用可能サイクルを超えると蓄電容量は30%程度減少するとされています。つまり、本来の容量の70%までしか電気を蓄えることができないので、こまめに充電しなければいけなくなり、使い勝手が悪くなります。
この蓄電容量の低下の度合いは、各メーカーの製品によって異なります。使用回数を超えても蓄電容量が90%以上を維持するものもあれば、半分以下に減少するものもあります。
蓄電池をご購入の際は、この蓄電容量の低下の度合いも比較してみるとよいでしょう。
ここからは目的や状況別におすすめの蓄電池をご紹介します。
節電の一環として、蓄電池で家の大部分、もしくはすべての電力を賄う時間帯を設けることを検討している方は、蓄電容量が大きい蓄電池を選びましょう。蓄電容量が小さいと、連続して電気を使用できる時間が短くなってしまうからです。
たとえば、仕事から帰宅して夜寝るまでの数時間の電気を、昼の間に太陽光発電で蓄えた電気で賄う場合を考えてみましょう。電気容量が小さいと、家全体の電力を蓄えることができず、途中で電力源を切り替えることになってしまいます。
これでは無駄な電力が発生し、節電対策になりません。
家の大部分の電力を賄う場合は、事前に電気使用量を見積もり、使用量に合った蓄電容量の製品を選びましょう。
また、家の大部分の電気を蓄電池で賄う場合は、定格出力にも気を配る必要があります。なぜなら、蓄電容量が小さいと一度に使用できる電化製品の数が限られてしまうからです。
電化製品の本体や説明書には、消費電力が明記されています。この消費電力の合計が蓄電池の定格出力を下回っていれば、電化製品を同時に使用しても問題ありません。購入前に必ず確認しましょう。
停電時の備えとして導入する場合は、停電の間に必要となる電気を賄えられる蓄電容量を持つ蓄電池を選びましょう。
台風などで停電が起きた場合、復旧までに1日、もしくは長くても2~3日は要します。つまり、1ヶ月当たりの平均消費電力量が250kWhであることを考慮すると、停電を乗り切るためには9〜30kWhの電力量が必要です。
停電対策用に蓄電池を購入される方は、蓄電容量が9kWh以上のものを購入しましょう。
定格出力もチェックすべき点です。普段の生活で一度にどの程度の電力を使用しているのか事前に調べ、適切なスペックの製品を探してください。なお、定格出力は、一度に使う電化製品の数を抑えられる場合、多少低くても問題ありません。停電時で一番重要なことは、必要な電力を確保することなので、定格出力よりも蓄電容量を優先しましょう。
災害時への電力供給を目的に購入する方は、連携型の蓄電池を選ぶとよいでしょう。連携型の蓄電池とは、電力会社からの電力供給と、太陽光発電による電力供給が行えるタイプの蓄電池のことです。
連携型の蓄電池は、太陽光発電で生産した電力を備蓄できます。災害で電力会社からの電力供給がストップした場合でも十分な電気を確保できるため、災害に強い蓄電池といえます。
台風や地震などの災害では、復旧までに1週間以上かかるケースもあります。太陽光発電と連携ができないと継続的に電力を供給し続けることは難しいでしょう。そのため、災害時への対策を目的とするのであれば、必ず太陽光発電で得た電力を蓄えられる蓄電池がおすすめです。
災害対策のための蓄電池選びでは、蓄電容量もとても大切な指標です。なぜなら、蓄電容量が小さいと、太陽光発電で十分な電力を生産できたとしてもその電力を蓄えておくことができないからです。
また、太陽光発電での発電量は天候に左右されます。場合によっては数日間うまく発電できない日が続くことも考えられます。災害時のことを想定して、数日間分の電力を蓄えられる蓄電容量を持つ蓄電池を選びましょう。
1日の平均消費電力量は8~9kWhとされているので、最低でも8kWh以上の蓄電容量をもつ製品がおすすめです。昼間は電気を使わない、暗くなったら早めに寝るなど節電に努めれば、これで数日間過ごすことが可能です。
電気自動車を所有する方は、EV対応型蓄電池がおすすめです。EV対応型蓄電池とは、電気自動車の充放電が行えるシステムが備わった蓄電池です。このEV対応型蓄電池があると、電気自動車の充電ができるだけではなく、緊急時には電気自動車に蓄えられた電気を取りだして使用できます。
EV対応型蓄電池の中には、太陽光発電に対応したものも販売されています。そのような製品を設置すれば、会社に出勤している昼間に太陽光発電で蓄電池に電気を貯め、帰宅後に貯めた電気を電気自動車に供給するというサイクルが実現できます。これにより、移動コストをゼロにすることが可能になるでしょう。
なお、EV対応型蓄電池は連携型の蓄電池よりも蓄電容量が大きく、災害時の電力供給源としても利用可能です。
蓄電池を選ぶ際のポイントや、目的に応じたおすすめ蓄電池をご紹介しました。蓄電池は、ただ単に電気を蓄えるだけの製品ですが、太陽光発電と組み合わせればアイデア次第でさまざまな活用が可能になります。節電対策、災害対策への取り組みをお考えの方は、ぜひソーラーアシストへご相談ください。
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