メニュー
太陽光発電システムについて
太陽光発電の設置について
会社概要
お知らせ
太陽光発電のプロショップ ソーラーアシスト コラム 蓄電池のよくあるトラブル5選!知っていれば回避できる事例と原因・対処法
蓄電池は非常時のライフラインとなり、電気代の節約もできる便利でお得な装置ですが、高い買い物となるため失敗なく導入したいものです。しかし、気を付けて導入したつもりでも実際に使い始めると程度に差はあれトラブルが起きることはあります。
そこで今回は、よくあるトラブルとその原因、具体的な対処法を紹介します。実際に何か起きても慌てずに適した対処が取れるように、事前に知っておきましょう。
蓄電池を使用していたら、突然まったく動かなくなってしまったり、エラーメッセージが表示されて充電や放電ができなくなってしまったりするケースがあります。蓄電池は停止後、すぐに電気が使えなくなるわけではないため、いつ止まったのかがわからないのも悩ましい点です。
突然使用できなくなる現象は、蓄電池のトラブルのなかで最も多く発生します。原因は状況により異なりますが、初期不良や内部で発生したショートなど蓄電池そのものに問題がある場合もあります。
また、使用する家電が原因で一時的に停止することもあるため要注意です。電源を入れた直後に大きな電流が発生しやすいドライヤーなどの家電を使ったときや、特定負荷の回路に電子レンジのような消費電力の高い機器をつないだときなどに起こる場合があります。特定負荷とは分電盤での接続方法のひとつで、蓄電池の設置の際に停電時に使うエリアを指定しておく方法です。
蓄電池が停止しても、ブレーカーが落ちるといったような分かりやすい反応があるわけではありません。異常やエラーが発生した際にすぐ対応できるよう、普段から監視モニターのチェックを習慣づけておくことが大切です。
また、特定負荷の回路がどの家電に対応できるかを施工業者に相談しておきましょう。停電が起きたときに使用できる家電を把握しておけばトラブルの発生を避けやすくなります。
蓄電池が停止してしまう原因は、専門的な知識や経験がないと判断が難しいケースもあります。トラブルが起きた際には、修理業者に原因をきちんと特定してもらいましょう。その際には併せて使い方のアドバイスも受けておくと安心です。
蓄電池の使用期間が長い場合によくみられるトラブルが蓄電容量の低下です。蓄電容量とは電池内に蓄えられる電気の容量を意味します。同じような使用状況にもかかわらず、フル充電時に使用できる時間が日に日に減っているのを実感し、蓄電容量の低下に気づくケースも少なくありません。
蓄電容量が低下した場合に最も考えられる原因が経年劣化です。どのような機器でも使用による劣化は避けられません。そもそも使用頻度が低いものでも、年月の経過とともに品質は低下します。
蓄電池も長く使えば自然と劣化が生じるもので、寿命は約10年といわれています。充電して放電するまでを1サイクルと数え、寿命までに繰り返されるサイクル数の目安は4000回です。
寿命の10年を経過したらすぐに使用できなくなるわけではありませんが、携帯電話やスマホと同様に、蓄電池も長く使うほど充電の持ちが悪くなっていくことが通常です。充電可能容量(定格容量)は、購入時を100とすると、経年劣化の影響を受けた場合には90、80と減少していくイメージです。
蓄電池のメーカー保証を確認してみて、蓄電容量が規定よりも低下していたらメーカーに連絡しましょう。保証付きの蓄電池であれば、トラブル時に無償で修理や交換をしてもらえる場合があります。保証は「10年保証」のように期間に対する条件だけのものもあれば、「定格容量が60%以下になった場合、10年間の無償交換あり」といったように、容量の条件が加わっているものもありまです。
そもそも、長く使用すれば蓄電容量が減るのは自然なことであり、蓄電容量を購入時の状態で永久的に維持することはできません。しかし、使い方次第で少しでも長持ちさせることはできます。充電や放電を過度に行わないようにすることで劣化を防ぎ、サイクル回数を減らして寿命を延ばすことは可能です。
ハイブリッド蓄電池を新たに設置したときに起こりやすいトラブルが、太陽光発電における発電量の低下です。発電量がほとんどなくなってしまうような急激な低下は通常ならありませんが、3/4~4/5ほどの低下がみられるトラブルは少なくありません。
太陽光発電の発電量が低下してしまった場合、ハイブリッド蓄電池の交換により無駄な回路ができてしまったことが原因である可能性があります。ハイブリッド蓄電池は太陽光発電システムのパワコン(パワーコンディショナー)と蓄電システムのパワコンを1つに合体させたものです。
太陽光発電システムでは、複数の太陽光パネルを束ねたもので1つの回路を作り、さらに、その回路を複数集めて束にすることで電気をパワコンに流します。しかし、対応できる回路数の上限は、どのパワコンも同じではありません。たとえば、従来使用していたパワコンの回路数の上限が5回路で、新たに設置したパワコンの上限が4回路であった場合には、1回路分の電気は活用されず無駄になり、発電量は4/5に減ってしまいます。
パワコンを変えることで発電量が低下する可能性がある場合には、本来であれば販売店から購入者にあらかじめそのリスクを説明しておかなければなりません。しかし、販売店に十分な知識がなかったり、担当者の不親切や説明不足があったりした場合には、このようなトラブルが起こることもあります。
せっかく太陽光発電を利用するからには無駄なく活用したいものです。すべての回路を有効に使用するためにも、購入を決める際はあらかじめ知識のある販売店に相談し、設置前に十分な確認を取っておきましょう。
電気代が安くできると聞いていたのに、実際の電気代に反映されていないというケースもよくあるトラブルです。料金が安くなる深夜の時間帯に電気を利用しても安くならないと、蓄電池のメリットである電気代の節約ができず、利用の意味も半減してしまいます。
深夜電力を活用しているのに電気料金が安くなっていない場合、そもそも深夜の電気料金が安くなるプランに申し込みを行っていない可能性があります。
蓄電池を活用して電気代を節約するためには、電気代が割安な深夜の時間帯に電気を蓄電池に貯めておき、電気代が割高になる昼間に深夜に貯めた蓄電池の電気を使います。一般的に、オール電化住宅であれば、電気代が深夜は安く昼間は割高になるプランにもとから設定されています。しかし、ガスも使用している家庭ではそのような契約になっていないケースも少なくありません。
電気料金を節約したいなら、まずは、現在契約している電気料金のプランを確認しましょう。蓄電池を導入することで節約効果を出すには、深夜電力が安いプランを契約することが必要です。
ただし、生活スタイルによっては深夜電力の安いプランが適さない場合もあります。日中電気を多く使う家庭が深夜電力の安いプランにすると、料金が割高になる時間帯の使用量が増え、かえって電気代が高くなってしまうからです。お得なプランは家庭によって異なるので、事前にシミュレーションをして、自宅に合ったプランを上手に選びましょう。
工事が終わって確認したら、思っていた場所と異なる場所に蓄電池が設置されていて慌てるケースもあります。思いのほか大きなサイズの蓄電池を人の目に付きやすいところに設置されて悪目立ちし、困る人も少なくありません。
蓄電池の設置場所のトラブルは、多くの場合、販売店や施工業者の説明が不十分であることが原因です。契約時には設置ができるかできないかということのみを伝え、工事を始める際には「可能な限り目立たない場所に設置する」などのあいまいな説明だけしか行わない販売店や業者もあります。
また、机上の説明だけでは、実際に蓄電池を置いたときのイメージがつかみにくいため、工事が終わってから、思った以上に目立つことに気づき、後悔する人もいます。
蓄電池の設置場所でトラブルを起こさないためには、販売店や施工業者との打ち合わせのなかで置き場所を明確にしておくことが大切です。ほかの機器とのバランスも考慮したうえで適切な場所に正しく設置されるよう、現地調査に立ち会って確認する必要もあります。
蓄電池の大きさは機種によっても異なりますが、屋外型の場合、縦のサイズはエアコンの室外機1~2台分くらいが目安です。ただし、各メーカーでサイズが異なるため、置きたい蓄電機のサイズ感や設置場所をあらかじめ伝え、その希望をきちんと踏まえた提案をしてくれる販売店を選びましょう。
蓄電池に関するトラブルは、機器の故障を除けば業者のサービス不足が原因であるケースが少なくありません。十分な説明がなかったり、対応が不親切であったりすることで、本来なら起こらなかったトラブルが生じることもあります。
きちんとした説明を受けてあらかじめ対処法を把握しておけば、購入を検討するときも設置後も適切に対応することができます。トラブルを防ぐために自分でも事前に十分な確認をしておきましょう。
蓄電池の導入やトラブルへの対処には、太陽光発電のプロショップ「ソーラーアシスト」がおすすめです。
無料見積もり・無料相談
ご意見・ご要望・お問い合わせなどなんでもお尋ねください
各営業所連絡先
本社(静岡)
〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田243-2 TEL:054-294-7101 FAX:054-294-7102
浜松営業所
〒435-0038 静岡県浜松市南区三和町295 TEL:053-589-4430 FAX:053-589-4431