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太陽光発電のプロショップ ソーラーアシスト コラム 蓄電池が故障?それとも寿命?修理や交換について解説!
地震や台風などの自然災害に見舞われることの多い災害大国、日本。災害時に電気が使えなくなってしまった場合であっても、蓄電池があれば家庭の電化製品に電気を供給することが可能です。 近年販売されている蓄電池は太陽光発電システムと連動しているものもあり、家庭で使用する電力を自活することができることから、蓄電池の導入台数は増加傾向にあります。 便利な蓄電池ですが、機械ですからある日突然故障してしまうことも。 今回は蓄電池が故障する原因や耐用年数、業者に修理を依頼する際に知っておきたいことなどについてご紹介します。 ■蓄電池についてはこちら!
国内の大手メーカーの家庭用蓄電池の多くは10年保証を謳っており、実際に業務用の蓄電池と比較しても遜色がない機能を備えています。 しかし、蓄電池に限らずどんな機械にも故障はつきもの。 ここでは、蓄電池の主な故障原因についてご紹介します。
蓄電池の故障の原因でもっとも多いのが、蓄電池本体の動作が停止してしまうことです。 これは、蓄電池のバッテリー内で生成された電力を電化製品へ給電する際の一時的な電圧低下によって引き起こされてしまうもの。 一時的な停止であれば一定時間おくと再び使えるようになりますが、この現象を繰り返すとバッテリーの稼働が完全に止まってしまうことがあるため注意が必要です。
蓄電容量とは、蓄電池に内蔵されているバッテリーの容量のことです。 蓄電池は使えば使うほど電池性能が低下していく消耗品のため、同じ蓄電池を長年使っている場合、充電しても満タンにならないことも。
さらに、蓄電池のバッテリーを完全に使い切ることなく再び充電をする「継ぎ足し充電」を繰り返すと、メモリー効果が発生することがあります。 メモリー効果とは、充電を繰り返した付近で電圧が一時的に低下し、それ以上の充電が行われなくなることです。 メモリー効果の状態になった蓄電池を使い続けると、蓄電容量が下がり使用効率が悪化してしまいます。ただし、家庭用蓄電池に多いリチウムイオン蓄電池は、メモリー効果の影響を受けにくいと言われています。
蓄電池の容量にもよりますが、電子レンジやホットプレートなど大量の電力を消費する電化製品につないだ場合、蓄電池内部の回線がショートしてしまう可能性があります。 蓄電池の回線がショートすると内部で大電流が発生し、バッテリーが破裂したり、発火したりすることがあるため非常に危険です。
蓄電池のバッテリーのコンディションは外気温や湿気によって左右されます。 そのため「特に故障は見られないけどなかなか給電されない」という場合は外気温や湿気が原因となっている可能性があるのです 。夏場であれば35度以上、冬場は氷点下になるような環境で蓄電池を使う場合は注意しましょう。
近年非常用として蓄電池が一般家庭に普及したことから、蓄電池の耐用年数について気になる方も多いのではないでしょうか。 蓄電池から給電されなくなったり、熱を帯びたりしている場合は故障ではなく、耐用年数の経過、つまり蓄電池が寿命を迎えた可能性があります。
蓄電池のバッテリーを構成している物質の種類は、大きく分けて「鉛」「リチウムイオン」「ニッケル水素」の3つが挙げられ、それぞれの耐用年数の目安[※1]は以下の通りです。
蓄電池の寿命は上記のような耐用年数、もしくはサイクル回数を用いて表します。
サイクル回数とは、充電から給電までの1サイクルのことで、このサイクルを繰り返すことができる回数によって蓄電池の寿命がわかるのです。 サイクル回数はバッテリーの種類や製造メーカーによって異なりますが、だいたい3,000~5,000回であることが一般的。
ホームセンターや家電量販店、ECサイトなどで蓄電池が販売されている際は、耐用年数、サイクル回数のどちらで表記されていても、ご自身に合った蓄電池が選べるように今回ご紹介した内容を理解しておくことをおすすめします。
[※1]株式会社三菱総合研究所 『定置用蓄電池の普及拡大及びアグリゲーションサービスへの活用に関する調査』
蓄電池のバッテリーにはリチウムイオンやニッケルなどの化学物質が使われているため、自分で直すことは危険です。蓄電池の故障が疑われる場合は製造メーカーや修理業者に依頼するようにしましょう。
使用開始から10年経過したら、不具合が発生していなくても、専門業者に修理メンテナンスを依頼することをおすすめします。これは、蓄電池は使用する度にバッテリーの最大容量が減少し、特に目に見える問題がない場合であっても利用効率が低下するためです。
蓄電池を使用する際は普段からモニターにエラーコードが表示されていないか、フィルターにホコリやゴミが溜まっていないかといったことに気を配ることで、余計な故障を防ぐことができます。
蓄電池が故障した際の修理は製造メーカーや専門業者に依頼することが一般的です。ここでは蓄電池本体を修理・交換する場合にかかる費用やメーカーの保証などについて解説します。
蓄電池は細かいパーツをたくさん使用しているため、自分で故障箇所を特定して修理するのは困難です。 そのため蓄電池が故障したらすぐにメーカーや専門の修理業者に依頼しましょう。
蓄電池がメーカーの保証期間内であれば本体の無償交換が適用されることもあるため、購入時の保証書を確認してみることをおすすめします。
蓄電池のバッテリーに使われている物質について先述しましたが、これらによって蓄電池の修理費用が異なり、リチウムイオン蓄電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池の順で高価格に設定されていることがほとんどです。
蓄電池のバッテリー内にある精製水の補充や、バッテリーのメモリー効果の解除といったメンテナンスは3~5万円ほどであることが多いですが、簡易的な修理では対処が難しく、本体の交換が必要になると、150~300万円ほどになることも。
しかし、本体を交換する場合、「保証期間内の交換であれば無料、もしくは〇〇%割引」としている業者もあるため、交換費用がどのくらいになるのかあらかじめ業者に確認しましょう。
蓄電池メーカーの保証期間は、国内の大手メーカーの場合購入から10年間としていると冒頭でもお伝えしました。 また、メーカーによっては「有償で15年間保証」「24時間遠隔モニタリングサービス」「保証期間内の交換は無料」といった独自のサポートを設けている場合もあるため、蓄電池を購入する際にこうしたポイントも確認しておくと良いでしょう。
蓄電池はリチウムイオンやニッケルといった化学物質が内包されていたり、内部の構造が複雑なため個人で修理をするのは非常に危険です。 その際に発生する修理費用や本体の交換費用は、メーカーや修理業者によっては割引が適用されることもあるため、蓄電池から異音がしたり、給電ができなくなったりしたらすぐに専門業者に連絡して一度見てもらいましょう。
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