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太陽光発電のプロショップ ソーラーアシスト コラム 太陽光発電が故障?パワコンの寿命と修理・交換の流れを解説!
パワコンとはパワーコンディショナーの略称で、家庭に設置されたソーラーパネルによって作られた電気を家庭で使用できる状態に変換するための機器です。 電力会社から送電されてくる電力はすべて「交流電力」なのに対して、太陽光発電によって生み出される電力は「直流電力」であり、そのままでは家庭で使用することができません。 そこでパワコンを使うことで直流電力から交流電力へと変換し、家庭に電力を提供しているのです。
このようにパワコンは太陽光発電に欠かせませんが、機械である以上予期していなかったタイミングで突然故障してしまうこともあります。 今回は、パワコンが故障してしまう主な原因や修理などについてご紹介します。 ■パワコンについてはこちら!
パワコンが故障してしまうと、太陽光発電によって作られた電力を使用できなくなってしまったり、放置すると発火する恐れがあります。 ここでは、パワコンが故障する原因と、パワコンが故障した際に起きることについて解説します。
まず、パワコンの主な故障原因は大雨や台風といった自然災害、そしてフィルターの目詰まりなどが挙げられます。 自然災害が原因の故障は、パワコンを屋外に設置している場合、本体の隙間から雨水が入り込み、内部の基板がショートしてしまうというもの。
フィルターの目詰まりが原因の故障は、本来であれば本体から発せられた熱は排気口から外へ排出されますが、ホコリや落ち葉などがフィルターを塞いでしまって排熱が上手くいかず、故障してしまうというものです。
パワコンが故障すると、発電量が極端に減ることがあります。 これは太陽光発電によって生み出された直流電力を家庭用の交流電力に変換する機能が落ちることによって発生するもので、変換効率が落ちるのに比例して発電量も減ってしまうのです。 そのため「以前と比べると発電量が少なくなった」という場合はパワコンの故障が疑われます。
パワコンが故障するとモニターにエラーコードが表示されることがあります。 エラーコードの表示形式はメーカーによって異なりますが、「112」「A333」といったように数字や英語によって構成されることが一般的です。
エラーコードは、「自分で対処できるもの」と「業者に修理依頼をする必要があるもの」のどちらも表示されます。 そのため「使用電力が出力電力を超えている」といった場合は家庭内での電力使用量を調節し、「〇〇から異常な状態を検出」「△△の内部通信に異常が発生」といったように自分で対処できないものに関してはすぐに業者へ修理依頼をしましょう。
しかし、エラーコードはすべての事例に対して表示されるわけではなく、メーカーがあらかじめ予測立てた故障原因によるものにしか表示されないため、中には「エラーコードは表示されていないけど、パワコンの調子が悪い」といったことが発生する可能性もあります。
太陽光パネルの耐用年数は17年といわれているのに対して、パワコンの耐用年数は10~15年とやや短めです。そのため、同じパワコンを長年使っていて不調が見られる場合は、故障ではなく寿命を迎えている可能性があります。
長年使っているパワコンは熱の交換効率が悪くなっているだけでなく、思わぬ事故が発生することも考えられるため、最近調子が悪いなと感じたら、早めに本体を交換すると良いでしょう。
パワコンの設置や修理を行えるのは、第二種電気工事士の資格保持者に限定されるということが法律で定められています。[※1] そのため、事故を防ぐためにもパワコンの故障が疑われる場合ははじめから製造メーカーや専門の修理業者に依頼しましょう。
[※1]経済産業省『太陽電池発電設備を設置する場合の手続』
パワコンが故障した際に修理業者に依頼する際の流れについてご紹介します。
【①業者に問い合わせる】 パワコン修理を行っている業者を3社ほどピックアップし、見積もり依頼をします。 はじめから一社に限定してしまうと競合業者と見積もり価格を比較できずに損をしてしまう可能性があるためです。
また、製造メーカーの保証期間内である場合は無償修理や交換が適用されることがあるため、修理業者より前に問い合わせをしてみましょう。
【②現地調査】 業者に問い合わせをすると、「パワコンのどの箇所が破損しているのか」「修理で済むのか、本体を交換する必要があるのか」といったことを調査するために業者が訪問することが一般的です。 修理業者は現地調査で得た情報を元に見積もりを作成するため、問い合わせた業者からの見積もりがすべて揃ったら実際にどこの業者に修理を依頼するのか決めましょう。
【③施工日当日】 施工中は防犯上の問題はもちろん、施工終了後に依頼主が修理箇所の確認を行う必要があるため家にいるようにしましょう。 本体の交換の場合は半日~丸1日、部品交換などの修理の場合は1~3時間が目安時間となっています。
パワコンは内部の基板や配線などだけではなく、太陽光パネルとの接続プラグや配管、室内の発電量モニターなどさまざまな箇所に設置されたパーツによって構成されています。 そのため、故障の原因によって修理費用は上下しますが、5~10万円の範囲になることが一般的です。
また、本体の交換が必要と判断された場合は、製造メーカーの保証期間によって負担費用が大きく変わるため、全額負担となると、工事費を含めて30~40万円になるでしょう。
下記のページでは、当社が設置工事を行った事例を紹介しています。 「パワコン本体の参考価格」「交換工事の参考費用」も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
■パワコンの本体価格は?設置・交換工事の費用は?
パワコンを製造している多くのメーカーでは、部品交換や周辺機器の修理などの保証期間を10~15年としています。 メーカーによっては有償で保証期間を伸ばすことができる場合もあるため、パワコンを購入する際にしっかりと確認しておくと良いでしょう。
家庭で太陽光パネルを使用する際に欠かせないパワコン。 パワコンは使用頻度が高いため、少しの不具合でも放置してしまうとさまざまな箇所へと故障が波及する可能性があります。
また、パワコンの修理はちょっとした部品交換を行う際であっても、資格保持者が扱わなければならず、自分で対処するのは危険であるため、パワコンに異常が見つかったら自分で対処せずに業者に修理依頼をしましょう。
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