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太陽光発電のプロショップ ソーラーアシスト コラム エコキュートは井戸水に対応している?
エコキュートは、電力で湯沸かしをする給湯器です。給湯だけでなく風呂の湯はりや保温を自動で行うため、家事の負担を減らしたいときにも役立ちます。
井戸水ではエコキュートを使えないと思われがちですが、メーカーや機種によっては水道水と同じように使用可能です。
ただし、井戸水は特殊な機器や導入前の水質検査が必要なケースもあり、水道水よりも確認したいポイントが多くあります。
今回は、井戸水ではエコキュートを使いにくい理由と、井戸水対応型エコキュートの紹介をしていきます。
※本記事で紹介する商品の詳細・価格などは2021年9月時点の情報です。詳細は各メーカーの公式サイトをご参照ください。
井戸水ではエコキュートが使えないと思い込んでいるかもしれませんが、実は井戸水対応のエコキュートも販売されています。
そもそも井戸水でエコキュートが使えないと言われるのは、井戸水に含まれるミネラル成分が原因です。
水道水とは異なり、井戸水にはミネラル成分が多く含まれています。ミネラル成分はエコキュート内部で塊となって詰まりが生じたり、金属部品を腐食させたりする原因です。
井戸水でエコキュートを使用すると、故障しやすく機器の寿命が短くなると考えられています。そのため、井戸水でエコキュートは使用できませんでした。
しかし近年、井戸水に対応した機種や水質検査によって利用を保証されたケースは、井戸水でもエコキュートを使用できます。
水道水を利用するよりも手順が必要だったり、選べる機種が限定されていたりしますが、井戸水の家庭でもエコキュートを使用できるようになりました。
井戸水を使えるエコキュートもありますが、工事が必要だったり利用前に水質検査が必要だったりと手順が必要です。水道水でエコキュートを使うときとは勝手が異なるため、井戸水対応型を選ぶときは注意点を理解した上で導入を決めましょう。
導入前に確認しておきたい注意点を5つ紹介します。
そもそも、井戸水対応型エコキュートを取り扱っていないメーカーもあります。エコキュートを取り扱っているメーカーは、以下の6社です。
• パナソニック • 日立 • 三菱電機 • ダイキン工業 • コロナ • 長府製作所
上記のメーカーの内、井戸水対応型のエコキュートを取り扱っているのは日立と長府製作所の2社。パナソニックとダイキン工業は、後述する水質検査に合格すれば井戸水でもエコキュートを利用できます。
また、三菱電機とコロナは井戸水には対応していません。井戸水でエコキュートを使いたいなら、パナソニック・日立・ダイキン工業・長府製作所の4つから選ぶ必要があります。
選べる機種が限られてしまうことも、井戸水対応型のエコキュートを導入する注意点です。実は、井戸水に対応している機種の数は多くありません。2021年9月時点で、井戸水対応型エコキュートを取り扱っているメーカーは、日立と長府製作所の2社です。
水道水で使えるエコキュートのように、さまざまな機能やタンク容量から機種を選べないため、希望の機種がある場合は事前に確認しておく必要があります。
井戸水対応型を取り扱っていないメーカーでも、水質検査に合格すればエコキュートを導入できます。水質検査をする場合は、水道水に対応するエコキュートをそのまま井戸水で使用する形です。
水質検査とは、実際に使っている井戸水を利用者自身あるいは販売店が採取し、メーカーに送付して含まれる成分を調べる検査。故障原因になるような成分が検出されなければ、利用認定証が発行されてエコキュートを設置できます。ただし、水質検査には費用がかかります。
井戸水でエコキュートを使うためには、砂こし器の取り付けが必要です。すでに設置している場合は、改めて工事する必要はありません。
砂こし器とは井戸の給水管に取り付け、井戸水への砂の混入を防ぐための機器です。
井戸水や地下水をポンプでくみ上げる際、砂が混入してしまいます。井戸水をくみ上げるポンプが故障しやすくなるため、砂こし器を給水管に取り付けるのが一般的です。
エコキュートも同様に砂が入り込んで詰まりの原因となるため、砂こし器を設置する必要があります。メーカーによっては、砂こし器のメッシュサイズが一定以上にするよう推奨しています。新たに砂こし器を取り付ける際は、メッシュの大きさも確認しましょう
井戸水でエコキュートを使う際は、取り付け後の水圧低下や流量減少が起こる可能性も視野に入れましょう。
通常、井戸水はポンプを使用してくみ上げます。くみ上げ用ポンプには従来型とインバーター型があり、井戸水でエコキュートを使用するときはインバーター型が適していると考えられています。
インバーター型とは、モーターの回転数を制御して圧力や流量を変化させられるポンプです。従来型ポンプは細やかな制御ができないため、エコキュートで使用すると水圧や流量が弱くなる可能性もあります。
エコキュートを設置した後に水圧や流量に変化があった場合は、井戸ポンプをインバーター型に交換すると解決できるかもしれません。
井戸水だけどエコキュートを使いたい場合は、日立か長府製作所のエコキュートで対応できます。
また、パナソニックとダイキン工業でも水質検査に合格すれば、エコキュートを導入可能です。それぞれのメーカーの井戸水対応型エコキュートと水質検査の流れを紹介します。
日立では、ナイアガラタフネスと呼ばれる機種を井戸水対応型エコキュートとして販売しています。
ナイアガラタフネスは、エコキュートのタンク内お湯を使って熱源確保する独自構造を持つ機種です。そのため、比較的硬度の高い水道水や井戸水にも対応できます。
日立が販売している機種の仕様とタンク容量は、次のとおりです。寒冷地仕様の井戸水対応型エコキュートは、タンク容量560Lには対応していません。
いずれもフルオートのエコキュートで、主に次の機能が付いています。
• 高速湯はり • 入浴検知追い炊き • 満タン炊き上げ
長府製作所でも井戸水対応型エコキュートを販売しており、機能も次の2タイプから選べます。
• フルオート(一般地・寒冷地仕様) • 給湯専用
フルオートとは、給湯・湯はり・保温を自動で行ってくれるタイプのエコキュートです。湯はりの後は、保温・たし湯・追い炊きをすべて自動で行うため、いつでも温かいお湯に漬かれます。
長府製作所の井戸水対応型エコキュートは、詰まりの原因となる井戸水の成分が配管に付着しない特殊システムを採用しています。故障を減らせるため、井戸水にも対応できる仕組みです。
パナソニックでは、井戸水対応型として販売されている機種はありません。
ただし、水質検査を受けて合格すれば、水道水で使用できる機種を導入できます。井戸水の水質によっては配管が詰まりやすい成分を多く含んでおり、エコキュートの保証ができないためです。
水質検査では、井戸水を自分で採取して販売店に提出して水質を調べます。井戸水に含まれる成分が、パナソニックが定める基準以下であれば水質が認定されて、3年保証でエコキュートを導入できます。
ただし、水質検査費16,500円※と送料の支払いが必要です。水質検査の結果、エコキュートに適さない水質だった場合は、水質検査費の支払いはありません。
※2021年9月時点パナソニック公式サイトより https://sumai.panasonic.jp/hp/5qa/5_2d.html
ダイキン工業でも井戸水対応型エコキュートの販売はありませんが、水質判定基準を満たしていれば井戸水でもエコキュートを使えます。
自分で井戸水を採取するか、販売店に依頼して採取してもらって、16,500円※で水質検査を受ける必要があります。ただし、水質検査の結果がエコキュートの適応不可だった場合は、水質検査費は不要です。
調査結果で適応可なら3年保証書が発行され、エコキュートの設置へと進みます。井戸水で起きやすい詰まりにも対応できる保証のため、安心してエコキュートで井戸水を使えるようになります。
※2021年9月時点ダイキン工業公式サイトより https://www.daikinaircon.com/sumai/alldenka/ecocute/tikasui/
井戸水対応型のエコキュートなら、自宅の水道が井戸水でも水道水と同じように使用できます。
ただし、詰まりの原因になる井戸の砂を減らすため、砂こし器の設置が必要です。井戸水対応型でも導入後に水圧が弱まるケースもあるため、一定以上の圧力を有する井戸ポンプへ交換する必要があることも理解しておきましょう。
また水質検査をすれば、水道水用エコキュートを導入できるメーカーもあります。水質検査には費用がかかりますが、井戸水の水質がエコキュートに適さないときは費用の負担はありません。
まずはエコキュートに対応するかを確かめるため、水質検査を検討するとよいでしょう。
「自宅が井戸水だけどエコキュートを導入したいなあ」とお考えでしたら、静岡県のソーラーアシストまでお気軽にご相談ください。
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