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太陽光発電システムについて
太陽光発電の設置について
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皆さんは日本平スタジアムや日本平動物園に太陽光発電システムが設置されていることをご存知でしょうか?
これらの太陽光発電システムを管理する「しずおか未来エネルギー株式会社」の依頼で、設備を点検しました。
「そもそも太陽光発電に点検は必要なのか?」
「どのような内容の点検が必要なのか?」
太陽光発電の点検について疑問を持っている人がこの記事を読めば、太陽光発電システム(50kW未満)の点検の必要性と内容について、少しは理解できるようになるかと思います。
まず皆さん疑問に思うのが「太陽光発電って、そもそも点検が必要なのか?」ということではないでしょうか。
結論からいうと「太陽光発電に点検は必要」です。
その理由について詳しく説明します。
なぜ太陽光発電の点検が必要なのか、一言でいってしまうと「法律で義務づけられているから」です。
ここでいう法律とは「改正FIT法(正式名称:再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法、2017年改正)のことです。
改正前(2016年まで)は点検の義務づけは50kW以上の太陽光発電だけでしたが、改正後(2017年以後)はFIT法に基づく全ての太陽光発電に義務づけられました。
法律の義務づけとは別に、そもそも太陽光発電は設備保全上の2つの理由から点検が必要です。
〇発電効率の低下を防ぐ(早めに気づく)
〇安全性を保つ(安全確保)
太陽光パネルに汚れや機器の劣化・不具合があると発電効率が低下します。
こうした不具合に早めに気づくことで、発電効率の低下を未然に防ぎ、売電収入の減少を最小限に抑えることにつながります。
太陽光パネルやパワーコンディショナに不具合が起きた状態で発電を続けると、火災などの事故につながります。
例えば、太陽光パネル表面に付着した汚れや、小動物がケーブルをかじったことによる損傷が発火の原因になることもあります。
太陽光発電の点検を怠った場合、どのような罰則があるのでしょうか。
改正FIT法に基づく『事業計画策定ガイドライン』によれば、
「指導・助言、改善命令、認定取り消しの対象になる」
と記載されています。
最悪の場合、認定が取り消され、「発電した電気を売電できなくなってしまう」可能性があります。
では、太陽光発電の点検ではどのような内容が必要とされるのでしょう。
『事業計画策定ガイドライン』と『太陽光発電システム保守点検ガイドライン』をもとに説明します。
『事業計画策定ガイドライン』では、
〇計画の策定
〇体制の構築
〇点検の記録
保守点検の計画を立て、その計画を実施する体制をつくり、実施した内容を記録保管すること、この3つが義務とされています。
その他、詳細については「『太陽光発電システム保守点検ガイドライン』を参考にすること」とされています。
太陽光発電システム保守点検ガイドラインでは、太陽光発電システムをどのような頻度で、どこまで点検することが望ましいか、具体的に記されています。
ここでは、点検内容と点検時期について説明します。
パワーコンディショナの電力数値(絶縁抵抗、開放電圧、インピーダンス)
パワーコンディショナの表示部の動作確認、復電後の動作確認、運転異常音
「太陽光発電の点検時期と頻度は、設置後1年目、5年目、9年目、以降は4年に1回程度」
(参照;太陽光発電システム保守点検ガイドライン)
となっています。
あくまで目安なので、太陽光発電設備ごとに調整が必要です。
ここからは、今回太陽光発電の点検を依頼された「しずおか未来エネルギー株式会社」様の事業について紹介します。
(参照: しずおか未来エネルギー )
しずおか未来エネルギー株式会社では、「みんなでつくるコミュニティソーラー」をコンセプトに、市民ファンドを活用した売電事業を行っています。
市民ファンドからの資金をもとに、静岡市の公共性の高い施設(屋根)に太陽光発電を設置し、その売電収入をファンド出資者に還元する仕組みです。
設置した太陽光発電は「しずおか未来エネルギー株式会社」が維持管理します。
そこで、太陽光発電所の点検(メンテナンス)の専門業者の弊社に依頼がありました。
今回、弊社が点検した太陽光発電所は6箇所です。
6箇所の中から「IAIスタジアム日本平」の点検の様子を紹介します。
IAIスタジアム日本平の太陽光発電所が紹介されています。
ネット越しで少し見づらいかもしれません。
( しずおか未来エネルギーさんのホームページ をご覧ください)
太陽光パネルはカーポートとして利用されています。
交流集合盤と9台のパワーコンディショナが並びます。
交流集合盤を点検する様子。
端子台に緩みがないか、確実に接続されているか、配線に劣化がないか等を確認します。
パワーコンディショナの点検の様子。
絶縁抵抗などを測定し、数値が正常であるか、端子台の緩みや配線の劣化がないか、確認します。
点検結果をまとめた報告書。
点検で異常があれば報告しますが、その場で修理は行いません。
報告後に依頼があれば修理となります。(ただし、簡単な補修は行います。)
なぜなら太陽光発電の点検は、人間の健康診断にあたるからです。
健康診断で異常が見つかってもその場で治療はせず、後日精密検査となりますよね。
太陽光発電でも同様です。目的は「異常の早期発見」だからです。
太陽光発電の点検を人間の健康診断として考えれば、点検の必要性がわかっていただけるのではないでしょうか。
太陽光発電の点検の目的は「正常に発電しているか確認すること」と、「異常を早期発見し、発電低下を最小限に抑えること」です。
ご自身の太陽光発電をこれからも長く安心して使っていきたいとお考えの方は、一度点検をしてみませんか。
弊社の太陽光発電の点検内容について詳しくはコチラをご覧ください。
太陽光発電の点検の必要性や修理費用の相場について知りたい方はコチラ。
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太陽光発電の点検事業(「太陽光発電あんしんメンテナンス」)についてはコチラ。
◆太陽光発電あんしんメンテナンス
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