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先日、お客様より「太陽光発電システムを設置して10年ほど経つが、パワコンの運転が急に停止してしまうなど調子が悪い。」との問い合わせがありました。
このように太陽光発電が普及して10年以上経過している現在、パワーコンディショナー(通称パワコン)の故障などの問い合わせが増えています。
ここでは、パワーコンディショナーの寿命や交換費用、また実際の交換事例を通したメリットやデメリットを紹介します。
「太陽光発電システムはメンテナンスフリーと聞いた」という方もいるかと思います。
しかし、太陽光発電システムでも重要なパワーコンディショナーは、直流と交流の電気を変換する働きをする、精密な電子機器です。
そのため、一般的な家電製品と同じくパワーコンディショナーの寿命は10年~15年と言われています。
◆ パワーコンディショナーについてもっと詳しく
“Q.機器の寿命はどれくらいですか? A.パワーコンディショナーは10~15年と言われています。設置後10年程度で一度点検し、必要に応じて部品交換や機器の取り替えを行ってください。”
“Q.機器の寿命はどれくらいですか?
A.パワーコンディショナーは10~15年と言われています。設置後10年程度で一度点検し、必要に応じて部品交換や機器の取り替えを行ってください。”
(参考: Q.21 機器の寿命は?/JPEA 太陽光発電協会 Q&A )
一般的にパワコンの交換で30万円~40万円(工事費込み)、部品交換で5万円~10万円がかかります。
(メーカーやパワコン機種によって費用も異なりますのであくまで目安です。)
保証期間内であれば無償修理で済みますが、保証期間が過ぎている場合、およそこれぐらいの費用が必要と考えておいた方がよさそうです。
各メーカーの保証期間を見ても、太陽光パネルは20年ありますが、パワコンは長くても15年ほどです。
メーカーによっては1年間の保証しかないものもありますので、保証書などで太陽光発電システムを構成する機器それぞれの保証期間を確認することをおすすめします。
さらに、保証内容についても国内メーカーなら修理センターに依頼すれば早めに対応してもらえます。
修理依頼する際には、表示モニタ(操作パネル)に何らかのエラーコードが表示されていますので、それを確認して連絡するとスムーズです。
海外メーカーの場合、修理依頼をかけた後に、サービスマンの対応や部品の手配などに時間がかかることがあります。
中にはパワーコンディショナーなど製品そのものを送る(センドバック)必要がある場合があります。
保証期間の他に、修理体制などの保証内容もカタログやホームページなどで確認しておきましょう。
パワーコンディショナーが故障した際考えることは、修理して使うか、交換(買替)して使うのかの2つです。
ここでは、パワーコンディショナーを交換することによるメリットとデメリットを紹介します。
パワコンを交換することには、大きく2つのメリットがあります。
パワコンを交換すると、機器が新しくなるのと同時に、保証も新しくなります。
例えば、太陽光発電を設置して8年目にパワコンを交換した場合、パワコンの保証期間も新しくなります。
太陽光パネルはそのままで、故障率の高いパワコンは長く保証されるので安心です。
色々なメーカーがありますが、パナソニックのパワコンに買い替えると「パワーコンディショナー単品15年保証(無償)」※がついてくるのでおススメです。
※保証の適用に条件あり
使用していたパワコンを最新モデルに置き換えることで発電量もアップします。
例えば、電力変換効率93%のパワコンを96%の最新型パワコンに変更することで、太陽光発電システム全体での発電量アップが期待できます。
太陽光パネル同様、パワーコンディショナーの変換効率といった性能も数年前に比べてアップしています。
反対にパワコン交換で考えられるデメリットを2つ紹介します。
基盤などパワコン内部の部品交換(5万円~10万円)に比べると、パワコン本体の交換(30万円~40万円)は費用が高額になります。
太陽光発電の売電収入があるとはいえ、一度にかかる費用としてはかなりの金額ですから、修理を選ぶことが多いでしょう。
ただ仮に部品交換(修理)をしても、その後、別の部品が故障する恐れもありますし、故障している間は発電(売電)できません。
少ない費用で部品交換(修理)するか、高額でもパワコン本体まで交換するか、故障のリスクや保証期間も含めて検討しましょう。
パワコンを最新型にすることで、それまで使っていた表示モニタなど周辺機器との互換性が失われる場合があります。
太陽光パネル配列の系統数とパワコンの仕様が合わない場合は、周辺機器もまとめた交換が必要になり、費用が高額になることがあります。
後述する浜松市O様の事例のように、表示モニタがなくても使い勝手は問題ないかなど検討した中で、最善の方法を選びましょう。
パワコン交換をお考えの方に一つおススメしたいのが、蓄電池の導入です。
パワコンをバージョンアップするのと同時に、太陽光発電システム全体のバージョンアップとして蓄電池を導入するのも良いでしょう。
2009年以前に太陽光発電を設置された方は、2019年以降、電気を貯めて使う“自給自足生活”に近づけます。
★蓄電池について詳しくは コチラ をご覧ください。★
パワーコンディショナーが故障し、交換工事をおこなった浜松市のO様の事例を紹介します。
※サンヨーは2012年にパナソニックグループと事業統合しました。サンヨー製品はパナソニックの主力商品(HIT等)となるなど、事業を引き継いでいます。
お使いのパワコンの型番、故障箇所や太陽光発電システムの設置状況を確認(メーカー相談)する。
“部品交換で対応可能なのか?”、“パワコン交換が必要なら古い機種と適合する機種はどれか?”、“どんな工事が必要か?”を検討する。
故障したパワコンを取り外し、新しいパワコンを取りつける。他の機器・ケーブルとの接続を確認し、運転開始(工事期間は半日~1日ほど)。
パワコン交換だけでなく、太陽光パネルとパワコンをつなぐ接続箱や表示モニタも交換が必要になることがあります。
O様邸では表示モニタも新しくすることも検討しましたが、パワコン本体の操作パネルで発電状況を確認できれば良いとのことで交換しませんでした。
パワコンをパナソニックにしたことで、サンヨー製のモニタは使えなくなってしまったので取り外しました(写真のように跡はきれいに塞ぎました)。
これまでの内容を最後にまとめます。
太陽光発電を設置して10年以上経っている方は、パワーコンディショナーの寿命から交換を考える必要があります。
高額な費用がかかりますが、太陽光発電の売電でいくらか賄うことができますし、さらに蓄電池の導入で“電気の自給自足生活”が近づきます。
太陽光発電システムを長く安心して使い続けるためにも、早めにパワーコンディショナー交換(買替)をご検討ください。
よろしければ、こちらの記事もご覧ください。
● パワコン故障時(サンヨー製)の対処方法
● 富士市のS様邸、パワーコンディショナー交換工事をおこないました
● 太陽光発電で起こるトラブル(パネルと架台)
● 蓄電池用のパワコン/太陽光発電用のパワコン2つのパワコンを超越した”ハイブリット型”とは?
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